1989年にティム・バートン監督によって映画化、ジャック・ニコルソンがジョーカー役を怪演、プリンスが提供した楽曲「バットダンス」が話題となった『バットマン』(89)。
この『バットマン』(89)でバットマン役を演じたマイケル・キートンが2023年公開の『ザ・フラッシュ』で再びバットマン役で出演した事で話題になった。
そんなマイケル・キートンが海外メディアのインタビューで、当時のバットマンに出演した際に後悔したことを振り返った。
私は映画のためにトレーニングをしていたんだ。ある日、ジャック・ニコルソンが私のそばを通りかかったんです。ちょうど撮影が始まったところで、私はトレーニングをしていた。彼は私に「何をしているんだ?」と聞いてきた。「ただトレーニングしているだけだよと答えましたが、彼は「何のためにそんなことをしているんだ?」とまた質問してきた。私には答えられませんでした。彼はそのまま立ち去り、別のトレーラーの方へ行ってしまいました。私は完全に間違ったアプローチをしていたんだ。トレーラーの中では、本当に小さいほうがいいのです。動けるし、呼吸もできるし、中にスペースがあります。何を考えていたのかわかりませんが、「私は俳優なんだから、やれることは全部やるんだ」と思っていた。
『ザ・フラッシュ』に再出演した際は、自身の小柄な体型がスーツを着たアクションをする上で、逆に役に立ったこともコメントしている。
あくまで動きやすさなどを重視した場合は、あまりトレーニングをし過ぎない方が良いというのも、ジャック・ニコルソンの言葉から理解したキートンの考え方なのだろう。
キートンが着るバットマンスーツは非常に動きにくかったことで有名で、特に首はほとんど動かすことが出来ないデザインとなっている。そのため撮影時も苦労したことは有名だ。
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